観音様の縁日は毎月「18日」だが、これとは別に室町時代以降「功徳日」と呼ばれる縁日が新たに加えられた。中でも7月10日の功徳日は、その利益が最も多くて「四万六千日」と呼ばれるようになり、10日に一番乗りで参拝したいという民衆心理から、前日の9日より人出があり、7月の9日・10日の両日が、「四万六千日」の縁日と受け止められるようになった。 浅草観音が最も有名だが、かっては本所回向院の一言観音、四谷の汐干観音、神楽坂の襟掛観音、駒込の大観音などが参詣人で賑わったという。 護国寺では開帳法要が7時30分より行わ …